「Flutterって話題だけど、どうやって始めたらいいんだろう?」
「公式がおすすめしているFlutter Apprenticeって読んだ方がいいのかな?」
本記事ではそんな疑問にお答えします。
公式おすすめ本の『Flutter Apprentice』についての紹介と、
この本に読む価値があるのかについて解説します。
(結論は【人による】です。)
特にこれからFlutterを始めたい人については必見の内容となっています。
ぜひご一読ください!
Flutter Apprentice って何?
『Flutter Apprentice』 はraywenderlich.comで販売されている電子書籍です。
Flutterを始めたての人に向けた、入門書となっています。
価格は$60 (2021年10月11日現在6,760.74 円)です。
また、和訳版は存在せず、英語版のみとなっています。
どんな内容なの?
Flutterの環境構築からアプリのリリースまで、一冊にまとまって記載されています。
サンプルコードをダウンロードすることができ、
サンプルコードを改造しながらアプリを作ることで、理解を深めていく、
という内容となっています。
このサンプルコードは私が行ってきたチュートリアルの中で、
トップクラスに良くできたコードとなっています。
本の通りに進めればアプリが完成する、という当たり前のことを誠実に作成されています。
詳細内容がわかるよう、各セクション、チャプターを和訳したものを下に掲載します。
(チャプター名で内容がわかりづらい部分は、解説を入れています。)
- Section Ⅰ : 初めてのFlutterアプリを作ろう
- Chapter 1 : 導入(環境構築)
- Chapter 2 : Hello, Flutter (初めてのFlutterアプリの作成)
- Section Ⅱ : すべてはWidget
- Chapter 3 : 基本のWidget
- Chapter 4 : Widgetを理解しよう
- Chapter 5 : スクロール可能なWidget
- Chapter 6 : 相互作用するWidget (ユーザー入力を受け付けるWidget)
- Section Ⅲ 画面間のナビゲーション(画面遷移について)
- Chapter 7 : Routes & Navigation (画面遷移の基本について)
- Chapter 8 : Deep Links & Web URLs (URLを利用した画面遷移について)
- Section Ⅳ : ネットワーク接続、保存、状態
- Chapter 9 : Shared Preference (データ保存手法)
- Chapter 10 : JSONを使ったシリアル化
- Chapter 11 : Flutterでのネットワーク接続
- Chapter 12 : Chopper ライブラリの利用 (JSONデータ利用の簡略化)
- Chapter 13 : 状態管理
- Chapter 14 : Streams (ストリームの利用)
- Chapter 15 : SQLiteを利用したデータ保存 (データベース利用)
- Section Ⅴ : 開発
- Chapter 16 : プラットフォーム毎のアプリ アセット (アプリアイコン等)
- Chapter 17 : Android アプリのビルド&リリース
- Chapter 18 : iOS アプリのビルド&リリース
- Section Ⅵ : Firebase Cloud Firestore の利用
- Chapter 19 : Firebase Cloud Firestore (Firebaseの利用)
- Chapter 20 : 結論
各チャプターの解説をツイートしています。
こちらのモーメントをご覧ください。
読むのにかかる時間は?
参考までに、私が読むのにかかった時間を記載します。
Flutter Apprentice を一周するのにかかった時間は【約23時間】でした。
個人の英語力や基礎知識によってかなり左右されると思いますが、
一つの指標として参考になれば幸いです。
読む価値はある?
最後に、『Flutter Apprentice』を読む価値があるのかどうかについて記載します。
『Flutter Apprentice』を読んだ方がいいか悪いかは、【人によります。】
以下に当てはまる人は読んでみることをお勧めします。
- iOS , Android の開発を経験していて、これからFlutter を始めたい人
- もしくは、公式のチュートリアルが終わって、Flutterの基礎力をつけたい人
- 英語の文章を読むのが苦でない人
- 以下の項目に不安がある人、学びたい項目がある人
- 環境構築の仕方
- Widget の内部構造の知識
- Navigator 2.0
- Shared Preference
- API利用、Networkからのデータ取得
- Choperライブラリ
- 状態管理の手法、Providerについて
- Stream
- データベース利用の仕方(SQflite, moor )
- リリースの仕方
- Firebase の利用法
逆に、以下のような方は読むのをお勧めしません。
- プログラミング言語に全く触ったことのない人
- 英語の文章を読むのがとても苦手な人
- 上記で挙げた項目に、学びたい項目がない人
プログラミングに全く触ったことのない人は、
まず Progate のJavaの項目を全てやってみることをお勧めします。
Flutter で使う言語はDartなので異なりますが、
似ている部分もあり、プログラミング言語の基礎知識となるはずです。
この上で公式のチュートリアルを行い、Flutter Apprenticeを読むことをお勧めします。
英語が苦手な方でこの本を読みたい場合は、Google翻訳を活用することをお勧めします。
全編翻訳するのは手間だと思いますが、かなり精度良く翻訳してくれるので、
理解しやすくなると思います。
以上が、『Flutter Apprentice』を読んだ方がいい人の解説でした。
まとめ
本記事では『Flutter Apprentice』についての紹介と、
この本に読む価値があるのかについて解説しました。
結論は【人による】でした。
読んだ方がいい人の条件についてまとめ、紹介しました。
Flutter を始めるにはこの上なく良い書籍だと感じました。
1週間集中してこの本を勉強すれば、間違いなく良いスタートダッシュが切れます。
2021年10月現在、無料で公開されているのもポイントです。
無料で力をつけたい方にとってはぴったりの教材となっています。
無料期間外にこのブログを読んだ方にとっては、購入は悩ましいところだと思います。
- Flutter アプリ開発を急いでいない人
- さまざまな場所に散らばった無料の情報をかき集めるのが全く苦でない人
は、購入を見送っても良いでしょう。
- Flutter アプリ開発のスタートダッシュを切りたい人
- 充実したチュートリアルを求める人
は購入をお勧めします。
値段以上のリターンを受け取れるはずです。
この記事でFlutter Apprenticeの魅力が伝われば嬉しいです。
本記事があなたの参考となれば幸いです。
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